ローンとは金融機関等からお金を借りることですので、借金に他なりません。借金というと、尻込みしてしまうかもしれませんが、パーソナルファイナンスでは、ライフプランの実現のために、計画的にローンを利用することも重要な戦略のひとつになります。
たとえば、3000万円の家を買う場合、現金で購入するのであれば、3000万円を貯金しなくてはなりません。仮に、1%の利回りで運用できるとして、毎月10万円ずつ積み立てていった場合、3000万円貯金できるのは22年後です。これでは、お金が貯まって家が買える頃には、家族構成が大きく変わってしまい、家そのものが必要なくなっているかもしれませんし、インフレあるいは地価の上昇で、3000万円で家は買えなくなっている可能性もないとはいえません。
そこで、ローンが登場します。この場合は住宅ローンですが、仮に、いま3000万を借りて、上記の例と同じく22年で返済したとしましょう。こちらは借りる側ですから、年利2%で借りたと想定しましょう。その場合、3000万、22年、年利2%の返済月額は、約14万円になります。
ここで、貯めてから22年後に買う場合の月の貯蓄額10万円と、いまお金を借りてすぐに家を買う場合の月返済額14万との差額4万円が、「22年後でなければ買えないものを、いますぐに買える」こと、つまり「時間を買う」ことの対価となります。
このように、将来を見すえて、戦略的に、返済可能なローンを組むということは、有限の人生の時間の中で、最大限の幸福を実現しようとする私たちが選択しうる、非常に重要な戦略になります。

なお、ローンは目的に応じて、下記のように大きく分類することができます。

