定年退職まで10年を切ったら、そろそろ本気で老後の資金作りを考える必要があります。一般的には子供もそろそろ独立し、家計の負担も軽くなる時期。定年後の資産設計をするにあたっては、公的年金や個人年金がいつからどのくらいもらえるのかを確認し、リタイア後の生活設計をしたたうえで、効率的な資産運用をしていきましょう。
定年まで10年以上あるなら、多少リスクのあるグローバル株式や債券といった商品に分散投資される株式投資信託を検討しても良いでしょう。あまりリスクをとりたくなければ、定期預金や国債、リスクの少なめな債券投資信託などで堅実な運用をすることもあるかもしれません。
また、住宅ローンが残っている場合は定年前に出来るだけ返済して負担を軽くしておくと、定年後に退職金で生活資金にゆとりが出来ます。退職金でローンを一括返済するというのも一つの方法ではありますが、退職金はまとまったお金が手に入る最後のチャンスですから、ある程度は確保しておきたいものです。
リタイア後の心配は、各人の病気や、夫が万が一のときの妻の老後資金の不足です。そういうときのことが心配でついつい過剰な医療保険に入ってしまいがちですが、定年退職後の保険料は思った以上に家計を圧迫しますので要注意。定年後は健康保険の任意継続や国民健康保険の退職者医療制度が利用できますし、75歳以上になれば後期高齢者医療制度に自動的にシフトします。基本的には公的な医療給付が受けられますので、それらを考慮してもなお足りない部分があれば保険料を極力絞った医療保険等でカバーするという考え方がベターです。
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