不況時の投資はどうする?
2008年9月に破綻した米老舗証券会社のリーマン・ブラザーズ。その余波は想像以上に大きく、日本では同年8月に1万3000円代だった日経平均株価が、9月には1万1000円台、10月には1万円台を割り込み翌2009年3月には7000円近くまで落ち込んでしまいました。
今回の、一連の金融危機は「100年に一度」と言われ、世界中の市場で、株安、ドル安・ユーロ安、不動産価格の下落を引き起こしました。このように、投資は、国内外の経済や政治と密接な関係があり、自力ではどのようにもできないリスクがつきものです。そこで、このようなコントロールができないリスクは、必ず発生するものとして、このリスクを最低限に抑えることが必要になってきます。
リスク軽減の基本は「分散投資」と「長期運用」だと言われています。投資商品には、ハイリスク・ハイリターンのものもあれば、ローリスク・ローリターンのものもあります。双方に対してバランスよく分散投資し、トータルで利益を上げることが賢い投資です。例えば、不況といってもすべての業種が悪いわけではありません。為替で円高ドル安になれば、輸出が中心となる日本の製造業の株価は下落基調になりますが、安くなった外貨・ドルは買いのチャンスです。投資は、平時からこのようなリスクを考えて分散するのが基本です。
また、投資は時系列で考える必要もあります。例えば、近年の日経平均株価の推移を下図に示しますが、景気には好不況の波があります。

短期的には低迷していても、長期でみれば「谷深ければ山高し」と、その分市場は回復していきます。そういう観点から考えれば、今回のリーマンショック以降の株価の下落も「買いのチャンス」と考えることもできたわけです。
